オープンハート。

昨日、ハミルトンの「オープンハート」という腕時計を買った。10万円。もちろん、ローンを組んで。私は、間もなく48歳。辛く、苦しかった前半生を乗り越え、明るく、前向きな後半生を、この時計をパートナーとして生きて行く。

 

うちの奥さんがバブル時代に買った「ロレックス」「オメガ」「ホイヤー」は、誰もが知っているけれど、「ハミルトン」は、アメリカで創業されて120年以上の歴史を持つ、時計好きなら、知らぬ者はいないメーカー。事情があり、これまで私の手元には、様々な腕時計が来ては去って行った。「オープンハート」は、残りの生涯を共にする。

 

そのことを意識して買ったわけではないのだけど、すべての始まりとなった『ハートカッター(ハートを切り刻む)』という小説、ライフワークとなった『ハートメイカー(ハートを創造する)』という作品(青山ライフ出版)に続いて、最後に手元に引き寄せられたのが「オープンハート(ハートを開く)」という象徴(キーマテリアル)。

 

これからは「ハート」を開いて生きて行きたい。

新しく移ったジムでシャドーをしていると、色々なトレーナーから「フォームが美しい、選手だったんですか?」と訊かれる。ボクシングを褒められるのが、何より嬉しい。もちろん、選手ではない、スパーリング経験すらほとんどない、単なる練習生でしかない「おやじ」としては。

 

人類に捧げた仕事。『ユニバーサル・マシン』

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